NIPTってなに？

多くのママ・パパから注目を集めている出生前診断のひとつがNIPTです。母体血胎児染色体検査、新型出生前診断などと呼ばれることもあります。具体的に、どのような検査なのでしょうか。

新型出生前診断（NIPT）は、妊婦さんの血液中に含まれる赤ちゃんのDNA断片を分析することで、赤ちゃんの特定の染色体疾患を調べることができる検査です。

出典：新型出生前診断（NIPT）のGeneTech株式会社：新型出生前診断（NIPT）

NIPTで調べられるのは、「21トリソミー（ダウン症）・18トリソミー（エドワーズ症候群）・13トリソミー（パトー症候群）」の3疾患です。

NIPTで得られる3つのメリット

NIPTには、いくつかのメリットがあると考えられています。代表的な3つのメリットを紹介します。

検査の精度が高い

新型出生前診断niptは、妊婦さんの血液中を流れる赤ちゃんのDNAのかけらを解析するため、母体血清マーカー検査よりも精度の高い診断を行なうことができます。

出典：出生前診断のWebメディアniptクリニックナビ：nipt│穏やかな妊婦ライフを過ごすための新型出生前診断

NIPTの特徴として挙げられるのが、従来の非確定的検査に比べ精度が高いこと。胎児の染色体異常を、これまで以上に正確に発見できます。ただし、確定検査ではありません。陽性となった場合は、羊水検査などが必要になります。

胎児へのリスクがない

確定的検査では流産などの胎児へのリスクが存在します。羊水検査で1/300、絨毛検査で1/100の流産の可能性があるといわれています。 NIPTは採血のみで検査ができ、流産のリスクがなく、スクリーニング検査として優れています。

出典：ヒロクリニック基本検査12万円(税抜)：NIPTとは | NIPT新型出生前診断

非確定的検査であるNIPTは、流産などのリスクがありません。検査の精度が高いうえ、流産のリスクがないので、受けやすい出生前診断といえるでしょう。

早い段階で検査を受けられる

一般的にNIPT（新型出生前診断）を受けることができる期間は、妊娠10週〜18週と制限されています。

出典：新型出生前診断検査ならNIPT予約センター：NIPT(新型出生前診断)が受けられる時期はいつ？妊娠10週～18週の人以外は検査できないって本当？

従来の非確定的検査に比べ、早い段階で検査を受けられる点もメリットです。赤ちゃんの状態をできるだけ早く知りたい方に、おすすめの出生前診断といえます。

NIPTはメリットの大きな出生前診断

ママの血液中に含まれる赤ちゃんのDNA断片をもとに、染色体疾患を調べる検査をNIPTといいます。NIPTには、精度が高い、流産のリスクがない、早い段階で検査を受けられるなどのメリットがあります。出生前診断を検討している方は、候補に加えるとよいかもしれません。

注目の出生前診断・NIPTに期待できる3つのメリットを解説